2005年11月03日

タリウム母親殺人未遂事件

あんまり悲しくて重い辛い事件なので俺のトコではもう目を瞑ってスルーしちゃおうかと思ったんだけど、少し調べてみたら本人の日記の写しを見ることが出来た。

こちらのブログで見られます。→さるさる日記 - きっこの日記

罪を犯してしまった少女の日記は途中から本来の少女の一人称が少年のそれに変わっていく。少女自身を自ら埋没させて自分の考えていることを誤魔化そうとしているのか、それとも自分が恐ろしくて堪らなくて逃げてしまっているのか。どっちにしても彼女は彼女でない何かを自分の中に作って、淡々とマニアックな生活を続けていく。

きっと彼女は彼女自身が好きだったんだろうと思う、でも理解されない内側の自分がいて、それに怯えながらも認めて欲しい欲求があったんだと思う。怯える自分を判って欲しい気持ちが愛情や同情や純粋な興味が欲しくてどうしたらいいのか、悩んでいたんだと。

思春期の頃の少年少女は常に何故か淋しくて、集団の中で安穏としたい=皆と合わせて気に入っていてもらい欲求が強いように思う。でも周りの皆と自分の「本当」にギャップを感じる事もある、ま、それが当たり前の反応なんだと思うけど。でもそれを表に出してしまったら一挙に奈落の底に落ちかねない=生活の破綻だ、なんて事を本気で思っていたりするんじゃないだろうか。

彼女が激しく心揺さぶられた書籍がある。
グレアム・ヤング 毒殺日記
映画化までされた酷い事件を起こした男の日記。その男は継母を殺し、父を殺しかけた。

俺っていう人間は云わば一つの箱の中に俺特有だったりそうじゃなかったりするものが混ざり合って入っていて、それで日常生活を送っている。みんな一つ一つ、箱に入っている。箱の見てくれは美醜色々だけど、そんなに変わらない。でも箱の中身は判らない。本人にすら判らないことのほうが多いと思う。

この事件を起こした彼女は自分の箱の中で生まれた、薬物とその作用への興味と、自分への周りの視線の動向を気にする不安が、ぽつんと生まれたその時、きっと怯えが始まったんだろうと思う。その求める気持ちが小動物に向かい、最終的にもっとも身近な母へと向かったんだろう。手に入ってしまった危険な薬物を試してみたい、周りの人に注目されたり、同情されたい…そんな欲求が疾ってしまった。

その事件を推測する記事を色々読んでいたら、「ミュンヒハウゼン症候群」を思い出してしまった。さるさる日記のきっこさんが記事の末尾でも言っていたけれど、母の具合が悪くなった当初はこの彼女自身は(←きっこさんでなく犯人の)母が死にそうなかわいそうな娘、だったんだと思う。でも余りにその具合が重くなっていってしまった過程で父や周りの人達の意識が母に集まりすぎてしまった後、自分でも自殺を図ってしまったんではないか?自分のした事が恐ろしいとか、罪が露見するのが怖いとかで自殺を図るのなら、彼女の知識が完全な死を呼ぶ致死量を報せてくれる、其の侭それを飲めばいいはずだ。

良くいるじゃない、自分の病歴を自慢したり、いかに自分が具合が悪いのか体で報せようとしてくる人。怪我や包帯姿に惹かれて自傷する人。そんなことで興味引いてどうするの。いい加減にしておきなよ?甘えるのも大概にしろ、な人。



キミを心配してくれるのはキミを愛している人とキミを利用しようとしている人、
それしか居ないよ。


愛してもらえてるといいね。
more blog?ninkiupranking.gif


----------------------------------------------------
さるさる日記 - きっこの日記


こころの健康〜精神科シリーズ「ミュンヒハウゼン症候群」


F.E.R.C Research Data - 2003/06/29
posted by 加賀 at 15:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | まじめなこと。
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL
http://blog.seesaa.jp/tb/8921248
トラックバック先がこの記事と関連のある記事ではない場合は削除することがあります。
nekohigetanmini.jpg

このブログはマンガ・アニメ・ゲーム・FLASH・時事ニュース・ネットニュース・ペット(猫)、様々な気になったものに関して加賀が放談する気侭なブログです。引用させていただいた記事・画像等々の著作権は引用サイト様・作成者様のものとしてこれらを侵すものではありません、削除をご希望される場合はコメント欄にてお声を掛けてください。尚、引用やTBについて許諾無く為す場合があります、ご容赦ください。

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。